たいていのことは五十歩百歩
転職先の上司は、一次面接の面接官の一人でした。たった1時間ですし、Web面談なのでその時は特に印象はありませんでした。普通のおじさん。
で結局入社した後お付き合いが本格的に始まるのですが、いま約9か月たっていろんなことがわかってきました。
入社してかなり早い段階で上司に言われたことは「全部のメールのCCに自分を入れろ」でした。おお、そうきたか、と思ったのですが、まあ最初は会社の事情とか案件の背景とかわかっていないので、変なことになったらすぐにサポートしてくれるのね、助かるわ、と思ってました。さいしょは。
が、何か月もたっても、どうやらこの「CCいれろ」は続くのです。そして、すでに9か月たった今日も言われました。
この9か月の間にいろいろわかってきたことは、どうやら私の上司はみなさんに「正しいことを言うしいろんなこと知っているんだけど、いい方は悪いし、煙たい」と思われているようです。明らかに。あ、私のいるチームは5~7人のチームで、営業さんと製造現場の間をつなぐ技術者がいる部署です。なので、いろんな調整とかをやるので、情報が必要かつ集まってくるのです。だから、情報が欲しいというのはその通りで、上司の言っていることはわからないでもないです。ただ、メールの特性上、宛先に誰が入っているかで文面って変わりますよね。表面だけでなくて内容も。それよりもっと重大なのは、メールすることを躊躇することがあったりしますよね。私にとって上司なので入れるのはいいんですけど、ほかの部署の人からはそんな感じで思われているから、CCしづらいんです。しかも、CCして送ると、「ボクには上司がついているんだから、逆らうなよ。なんかあったらけちょんけちょんにされるぜ!」っていう雰囲気も出るかもしれないし、私が上司無しで一人では仕事できませんといっているようにとる人もいるし、まあ、こんなのは空想なのですが、それでも部下の心理としてはそういうのがある(少なくとも私は)。なので、全体に影響を及ぼさないような細かい事項についてのメールとか、相手によってはCCせずにメールしてます。っていうかそういうのが普通だと私は思ってました。
CCしろ指令はチーム全員に指示しているそうですが、どうやらみんなあまりCCしてないみたいです。私がCCを入れずにやり取りしていて、途中から上司を入れた時にまたいろいろ嫌味を言われたのですが(←文字にしてみると最低だなそりゃ)「そりゃあみんな全部CCしてないし、されたらメールの数が多すぎて読めないのはその通りなんだけど・・・」といってた。
また別の時に聞いたのは、「案件がこじれてきてそれを途中から立て直すのってすごく大変。だから、最初からCCしろって言ってるんだ。そうしたらもっと楽に仕事できるはずだ。」。さすがにこれはたまげました。確かに仕事の経験豊富で、いろんなカンとかセンスとかも多分あるんだと思います。そういう人が最初から入ってたら、多分多くの事はうまくいく。本人曰く、「ほかの人は全然そうしていないが、自分はチームメンバーを(自分で言い方は悪いけどと前置きはされますが)育てているんだ」とのことなので、どうやらこの上司にとっては並走して育てる、というやり方なんですね、という事が良くわかりました。(なのですが、いろいろ話をしていると、大したことない案件だったりしたら、明らかに失敗しそうなやり方をしているのを見ても放っておいて失敗させたらいい、と言ったりもしているので、本人としては任せたり失敗させるという育て方もしているし、できるんだ、という事なんだと思います)。
いずれにしてもほかの人との軋轢が起きるのが嫌で、私は上司を常にCCするという事はやってません。とやってるとまたトラブルが。。。
最近、ちょっとした問題を解決するためにいろいろ考えた末に上司を入れずにメールのやり取りをして、とりあえずそれは解決しました。で、その内容と結果を上司に報告するのを忘れていました(といっても数時間後の話)。で、あれどうなった?と聞かれたのでそのメールを転送して、CCしてませんでした、ごめんなさいと書き添えたところ帰ってきた返事が
「〇〇君、こういうの多いよね。まあいいけど」
え~。それはさすがにないんじゃないかな、というのが率直な感想です。ついでに、なんやねん、とも思いました。解決しておいてくれてありがとう、って一言ないんかい。
が、まあ、他人事として考えてみると、私自身が最初のメールにCCしないとやっていたのがやっぱり間違っていて、この上司とうまくやっていくことを決めたのなら、心を無にしてそうすべきなんだと思います。あとは、うかつにメールを転送した事。最近気づいたのは、電話とか話した内容は証拠が残らないので「はなした」という事にしてしまえばメールがあったことにならない、という理屈。
ほら、やっぱりこうやってなんかひずみが出るよね。明らかに嘘ついたり、メールを残したくないから電話、という最適な選択肢を選ぶことができなくしている。
そもそもなぜこんなにこれが苛立つかというと、私は自分の経験上「人の成長には自分で考えてやることが必須」であり、そのためには「目を離して難しいことに挑戦させる。仮に困って相談してきたら答えるし、明らかに炎上しているのを見たら声をかける。致命的な問題になる可能性があるものに限っては特別に注意してあつかう」という風に決めているからなのだとおもう。この考え方が違うからイラつくんだと思います。
ただ、よく考えてみると、その上司自身も良く「自分の限られた経験をもとにすると・・・」っていうんですよね。そうなると、私の考えが正しいという根拠(自分の経験)という論理は同じであって、二人の経験は全く違うわけなので、「おなじ」ではないんだけど、広い意味では「おなじ」なんですよね。
ということは五十歩百歩なんだろうか???
考えれば考えるほど答えが出ない、困った問題です。もちろんこういう上司が嫌なのでやめる手もあります。が、今のところみているときっとこの上司は数年でいなくなるのでそれを待つことにします。仕事的にはこんな感じだけど、とりあえず今は私生活で満足しているし、家族の生活も安定感が出ているんで、それをかき回したくないんです。
あ、そうそう。そういう理由で仕事している人もいることは今まで理解できなかったけど、やっぱ自分がそう考えるようになって非常に良く理解できました。こういう考え方、ありです。というか仕事のためにすべてを犠牲にするなんて、よっぽど好きでもない限りあり得ないよね。
といろいろ思い悩んだので、まずは文字に起こしてみました。
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